2021年12月21、22日に大阪城ホールで行われた
サカナクションの約2年ぶりのツアー、SAKANAQUARIUMアダプトツアーに行ってきました。
セットリスト
- multiple exposure
- キャラバン(新曲)
- なんてったって春
- スローモーション
- 『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』
- 月の椀(新曲)
- ティーンエイジ
- 壁(ここだけオンラインライブと違う)
- 目が明く藍色
- DocumentaRy
- ルーキー
- プラトー(新曲)
- アルクアラウンド
- アイデンティティ
- ショック!(新曲)
- モス
- 夜の踊り子
- 新宝島
- 忘れられないの
アンコール
MC
20.三日月サンセット
21.白波トップウォーター
MC
22.ナイトフィッシングイズグッド
23.フレンドリー(新曲)
12月21日、22日両日同じセットリストで、MC、アンコール含め約2時間半でした。
ライブレポ
開演と同時に暗転。
真っ暗闇の中、低音のドーン、ゴォォォという響きと共に
灯台の明かりのような照明が辺りを照らすように旋回していました。
低音が自分の着ている服や内臓を振動させて体全体に低音を浴びている感覚。
これこれ!これこそがサカナクションの音!!!
今回はSPEAKER+(スピーカープラス)というオリジナルのサウンドシステムを導入との事。音響的な死角をなくすことを目指したそうです。
私は両日参加し、両日ともほぼ同じくらいの位置で、
A席という一番安価な席で、スタンド席の端っこだったのですが、
今回も全然めちゃいい感じの音でした。
そして1曲目「multiple exposure」から始まっていきます。
2021年11月20日と21日に行われたSAKANAQUARIUMアダプトONLINEの
セットリストや演出がほぼそのままアリーナツアーでも使われた、という印象。
個人的には、違う演出の方が新たな感動があったのになぁ…と
そこだけ個人的に少し残念でした。
オンラインライブと違う所は一か所だけセットリストが変わっていました。
8曲目の「雑踏」から「壁」に変わっていました。
「壁」という曲は、4枚目のアルバム「kikUUiki」に収録されています。
そのアルバム「kikUUiki」の11曲目が「壁」。
12曲目が「目が明く藍色」という流れをそのままリアルライブでも披露した、という感じでしょうか。
一郎氏曰く「壁」は自殺願望の歌。
「目が明く藍色」は「再生」の歌、と言われています。
このセットリストにしたことによって、上手く言葉で表現できませんが、
意味が増したような気がします。
ちなみに「壁」の演出は何回かライブでも披露されていた時と同じように
真っ暗闇、暗転からの不揃いなピースのパズルを埋めていくという演出でした。
1曲目から19曲目まで、毎回ですが本編はMC一切なしの怒涛の音の攻撃。
オンラインライブでは体験できない音を浴びる感覚や、演出の中に自分も存在している感覚を味わえて行ってよかったなと思いました。
そういえば、15曲目の「ショック!」でショックダンスというダンス?が
一郎氏は全力で踊っていますが、ステージと客席の間にあるスペースで、その
ダンスを全力でもう一人踊っておられまして、スタッフの方かな?
ツアーTシャツを着ておられたように拝見したのですが、
Twitterでたまたま見つけたのですが、もしかしたらその方は
総合演出の田中監督かもしれないです。めちゃ面白かったです。全力でした。
そして何やら大阪城ホールからショックダンスが進化したとか…!?
後半ニョキニョキニョッキダンスになっていました(笑)
それがあってからの「モス」めちゃ盛り上がりましたねー。一体感がすごかった。
ちなみに私は時々音酔いしてしまうので、健康のために1日目は耳栓ありで参加しました。
でもやはり、耳栓があると音が籠ってしまうので、
2日目は耳栓なしで挑みましたが、少しやばくなりそうな気配がありつつも、
なんとか持ちこたえることが出来ました。
サカナクションはやっぱり音がいい!!!
PA(音響)サニーさんのなせる業かな、と思います。
MC
こちらでは、12月21,22日両日のMCを書きたいと思います。
うる覚えでニュアンス的な表現になりますが、ご容赦ください。。
1日目
- 愛知公演は初めての場所だったけど、大阪城ホールは帰ってきた感がある。
- 大阪城ホールは音がデッドで一郎氏と愛美ちゃんは城ホ好き。
- 一郎氏がMC助けてよ、との問いにもっちが「一郎さんお喋りお上手なんで」
と答え、「喧嘩する?」とちょっと怒る一郎氏。
えじー「口下手なんで。。」と。 - 今日は参天製薬さんが来てくれているとの事。
- グッズ紹介でえじーがおっさんみたいだ。
- コロナで音楽業界だけでなく、日本や、全世界で大変だったと思う。
僕らは長く愛され続ける音楽をつくっていきたい。
最後のMCはすごく、言葉と言葉の間隔に時間があって、ひとつづつ噛みしめるように
話されていました。ちゃんと覚えてないので割愛させていただきますが、
とても心に深く沁みました。
ライブ後の一郎氏のTwitterで、「実はまた泣きそうだった」と言われていましたね。
確かに泣いてるのかな?みたいに感じました。
そんなMCの後の「ナイトフィッシングイズグッド」
泣けました。。。
2日目
- 初日愛知の公演の時、「新宝島」で一郎氏がギターを誰かに押されて、
ずっとギターを支えてくれていた感覚があったが、周りには誰もいない。
今日の公演でも、女の人?の声で「さんはいっ」という声が聞こえた。
その曲は「目が明く藍色」の時。このツアーには神様がいる。 - 2日目は当日券も完売、ソールドアウトしました!
今日はぐっすり眠れます。と一郎氏。 - なのにグッズ売れてない。今日はノーベル製菓さんが観に来ていて、
グッズの”SHOCK CANDY”無理して作ってもらった。 - もっち飴食べる。最初酸っぱそうだったが、だんだん甘くなってきた。
飴食べててもコーラス出来る。しかし飴食べててもごもごいっているので
えじーに指摘されてる。 - M-1グランプリで「サカナクションのチケット欲しい」とネタにされていたみたい。
一郎氏「えじーは三代目に顔が似てきている」と。
えじーはM-1の事知らなくて、理解できなかった模様。 - 1日目の最後のMCと同様に、長く愛される音楽を作っていきたいとの事。
そしてまたうるっと来てしまう私。 - どの曲か忘れましたが、曲の最後に「ありがとう」じゃなくて
一郎氏は手を広げ、「あじゃぱー」と言っている気がしました。
感想
私は本当は12月22日のみ行く予定にしてたのですが、
深海会員最速先行で保険として21日も申し込んでいたら両日当たりました。
なので、21日はチケットトレードに出品して売れるのを待っていましたが、
全然売れない…結局売れずに両日行きましたが、2日間行って良かったです。
コロナ禍でそもそもライブに参加できない職種の人や、遠征やライブに行くのを
ためらっている人たちが多いのか、今までとは違い、
トレードも全然チケットが余っている状況です。
当日券も両日出ていましたが、2日目は完売との事で、一ファンとしても嬉しい限りです。
私は1日目は約2年ぶりのサカナクションのライブだったので、
会場に向かう電車の中でとてつもなく緊張し、気持ち悪くなってしまいました。。
そしてライブが始まり、段々と緊張もほぐれていき、最後には全力で楽しめました!
2日目はリラックスしていて、最初から体の緊張もなく、音楽に身を委ね
この日も最後まで踊り狂いました。
もし1日だけ参加される方は2日間行った方がより楽しめる気が私はしますので、
どの公演もまだNFメンバー(サカナクション公式会員)用の
チケット席種によっては残っていると思うので、悩まれている方はご検討を!
1日目と、2日目の違いを見つける楽しみもあります!